家庭を犠牲にしない働き方を

女性にとって結婚は人生の大切なイベントであるのと同時に、働き方にも大きな影響を与えます。まだ妊娠前には独身時代の働き方を続けても問題ないケースがあることも事実です。しかし、就業時間や就業日によっては、結婚後の家庭に悪影響がでる可能性も十分考えられます。

例えば残業が多く、休日出勤も多い職場に勤めている方の場合は、家庭との両立がとても難しくなります。次第にすれ違いが多くなり、これが原因で離婚に繋がるケースも少なくありません共働きの夫婦にとって、シビアな問題になりやすい要素です。

また子供が生まれたら、働き方をさらによく考えなければなりません。
残業が多いと、子供と一緒に夕食を食べることができず、貴重なコミュニケーションのタイミングを逃してしまいます。さらに、休日出勤が多く、一緒に出かける機会が少ないのも問題です。
最悪のケースとして、せっかく約束していた子供の予定を破ってしまうことにもなりかねません。これは子供の心を傷つけるだけでなく、信用も失う行為なので、できる限り避けたいところです。

このような問題を解決するために、注目してほしいのが正社員の時短就業制度です。すべての企業で実施されているわけではありませんが、本来の就業規則よりも短い時間の就業体制に変更することができます。出勤前に子供を保育園まで預けることもできますし、夕方も時間どおりに迎えに行くことが可能です。
ただし、この制度を利用できる条件は企業に異なります。数年の期限が決められている場合もあるので、勤めている企業のサポート体制を事前に調べておくことが大事です。

また、正社員として働き続けるのが厳しい場合には、派遣を選ぶのも一つの手です。一般的なパートの時給よりも高い上、自分のライフスタイルに合った場所を選ぶことができるため、納得できる働き方を実現できます。ただ、派遣という特殊な立場上正社員とは違う部分が多くあるので、まず最初に派遣という働き方の内情をチェックしておきましょう。